整備女子対談!
「整備」という仕事を選んだ、彼女たちの理由まさか自分が整備士になるなんて…
3人とも、整備士を目指していたわけではないと聞きましたが?
北村(太陽自動車 整備):
そうなんです。
私はシステムエンジニアやプログラマーを目指していて、学校もそういう系の専門に行ってました。 でも、地元では理想の職場がなかなか見つからなくて…。
そんな中、太陽自動車の会社説明会に参加して、雰囲気や「どの職種でも挑戦できる」という言葉に惹かれ、選考を受けました。 元々車が好きだったこともあり、面接の時に車について熱弁をふるっていたら、「そんなに車が好きなら整備やれば?」って言われて。
それまで整備の仕事は資格がないとできないとあきらめていたので、「え?やれるならやってみたい!」って。で、気づいたらつなぎ着て働いてました(笑)。
関根(太陽自動車 整備):
私は、入社後の「ジョブローテーション研修」がきっかけでした。
入社前は、新しい環境でチャレンジしたい!という想いだけで、具体的にやりたいことや方向性は定まっていませんでした。
色々な部署を経験できる研修を通じて、整備業務がいちばん肌に合ってるな!って。やっててすごく楽しいな!と感じたので、自ら整備への配属を希望しました。
周りはみんなびっくりしてましたけど(笑)。
関口(太陽自動車 整備):
私も、コンシェル志望で入社したのに、ジョブローテーション研修をしていつの間にかここに(笑)。
面談で、自分で自分の車の整備ができたらかっこいいな、とか、整備士3級の資格取ってみたいって軽い気持ちで言ったら、「自分のキャリアを整備からスタートさせることは、今後の武器になる」と言われて、整備に決めました。
実際になってみて?
大変じゃないわけじゃないけど、楽しいです!次これやりたい、できるようになりたいという目標が明確なので、仕事に対するモチベーションが下がる、ということがあまりないです。
関根(太陽自動車 整備):
それめっちゃわかる!整備の仕事は、自分の成長を実感しやすいと思います。
私の場合、何かができるようになったときの喜びや、できないときの挫折感が、さらなる成長の原動力になっています。
北村(太陽自動車 整備):
おー!かっこいい!(笑)。
整備=「男の職場」というイメージがありますが…
北村(太陽自動車 整備):
確かに、最初はそういう感覚は強くありましたね。私のときはまだ女性の整備士は1人もいなかったですし。
でも、男性が多い職場に入ることへの抵抗はあまりなかったです。
関根(太陽自動車 整備):
私は北村さんがいてくれたおかげで、あまり感じなかったです。
整備だけじゃなくて、車屋さんって男性のイメージが強いと思うのですが、太陽自動車は女性スタッフも多いので。
接し方も優しかったですし、女性だから、整備だから、という理由で働きづらいという印象はなかったですね。
北村(太陽自動車 整備):
本当に?なんか、うれしい!(笑)。
私の場合、部署に馴染めるように、自分から積極的に話しかけたり、色んな工夫はしてきたつもりです。
コミュニケーションが大事だと思っていたので、遊びに行ったり飲みに行ったりすることもよくしていました。
関根(太陽自動車 整備):
力のいる作業も「別の方法でこの工具を使えば簡単に作業できるよ」と、女性でもやりやすいようにしてくれている部分があったり、北村さんがひとつひとつ積み重ねていってくれたおかげなのかな、と思います。
整備士としての喜びと苦悩実際に働いてみて思う事は?
北村(太陽自動車 整備):
いちばん良かったなと思うのは、家族や友人が車のトラブルで困った時に、真っ先に連絡をくれること。バッテリーがあがってエンジンがかからないとか、縁石に乗り上げたとか…。しかもみんな都合よく私の休みの日に(笑)。
でも、頼ってもらえるのはすごくうれしいし、この地域では車がないと生活ができないので、何かあったときに人を助けられる整備の仕事は本当に素晴らしいと思います!
関根(太陽自動車 整備):
入社した当初は整備のことなんて全く知りませんでしたが、資格の勉強を重ねることで知識が深まる嬉しさを日々感じています。
また、勉強するだけでなく現場での経験も重要で、最初は基本的な作業からスタートし、徐々に新しい仕事を任されるのですが、その過程で車の構造を理解し、新しい発見があるたびに成長を感じます。
関口(太陽自動車 整備):
実際に働いてみて思う事…。
私の場合、仕事に行きたくない日がほとんどない、ですかね(笑)。
北村(太陽自動車 整備):
え?それってすごくない?(笑)
たしかに整備士楽しいけど、夏は暑いし、冬は寒いし、大変じゃない?特に寒さ。
1・2・3月の繁忙期も、忙しさより寒さが辛い…。
関根(太陽自動車 整備):
わかります!寒くて手がかじかんで動かないのに洗車しないといけないし…みたいな。
あと私、夏は日焼けがひどくて肌が荒れることもあります。
力仕事は大変じゃないんですか?
関根(太陽自動車 整備):
大変です!
でも、力がないからこそ、違う方法でどう作業していけばいいのかを自分で考えるのは楽しいです。
「できなかったことができるようになる」ことが、整備士としての喜びです!
三者三様の未来 彼女たちの目指す先「女性」という個性を活かし、活躍する
自分たちならではの強みってありますか?
北村(太陽自動車 整備):
やっぱり、女性のお客様には人気があるよね。
関根(太陽自動車 整備):
確かに(笑)。
女性の整備士がいることにビックリされる方も多いですね。
北村(太陽自動車 整備):
太陽自動車のお客様は女性が多く、車のことに詳しくない方がほとんどなので、整備の提案する際に、「旦那さんがいない時に車のエンジンがかからないと困りますよね」といった共感性のある具体的なエピソードを交えて話をするようにしています。
そうすることで、お客様がどのような状況で困るのかをイメージしやすくし、わかりやすいと喜んでいただいています。
関口(太陽自動車 整備):
「大したことじゃないんだけど・・・」と、ちょっとした相談をしてくれることも多く、話しやすいと思ってもらえてるのかなって思います。
北村(太陽自動車 整備):
わかる!めっちゃ何でも話してくれるよね。
話がそれて子どもの話になったりとか(笑)。
そうやって色んな相談を受けているうちに名前を覚えてもらえたり、親戚に紹介したいから車検やってもらってもいいですか?みたいな話になることもよくあります。
今後の目標について、教えてください!
北村(太陽自動車 整備):
私は女性の整備士をもっと増やしていきたいです!
今年の配属でも女子が1人増えることになって、ほんと楽しみ!
これからも整備士の仕事いいね!って思ってもらえるように、かっこいい仕事ぶりを自分が見せていければと思います。
関口(太陽自動車 整備):
もともと目標にしていた3級整備士の資格は取れたのですが、今は2級も取れたらいいなぁと思っています。
また、男性整備士とは違う方面から、女性整備士のいいところを研究していきたいです。
関根(太陽自動車 整備):
私はとにかく自分のできるところまで整備の技術を積み重ねたいです。
重整備など、今はまだできない作業を工場長がやっている姿を見ると、とても楽しそうで。自分ができるようになれたらかっこいいな、と思うし、自信にもつながると思います。
やりたいことをやらせてもらえるのがこの職場だと思うので、たくさんの経験を積んで、整備主任や検査員などの資格にも挑戦していきたいです。
About the person interviewed
対談メンバー紹介
北村 晴日
入社7年目
太陽自動車の女性整備士のパイオニア。お客様からの指名も多く、整備士アンケートでは不動のトップに君臨。
関根 未来
入社3年目
真面目で不器用な努力家。
整備に対する想いが人一倍強く、道を極めたいと日々がんばっている。
関口 澪奈
入社2年目
どんな時も涼しい顔で作業に取り組む、整備部の安定剤みたいな存在。